Q1-就労について

少し働いてみたいという気持ちが出てきましたが、どこへ行ったら紹介してくれますか。

A.

「働いてみたい」という気持ちが出てきたとき、すぐにどこか紹介してもらえるところに行って仕事を探さなければ、と考える方が多いです。しかしここで焦ってしまっては折角の前向きな気持ちも結果的に「今の自分ではまだまだ働くのは無理だな。」という現実の壁にぶち当たり働く気持ちが萎えてきてしまいます。

まず大事なことは、「働いてみたい」という気持ちでいることを、誰かに伝えることです。家族でも構いませんが、できれば家族以外の第三者に伝えてみましょう。ここでいう第三者とは、ひきこもり当事者を支援している団体や居場所を提供している団体のスタッフの方、地域若者サポートステーションなど若者の就労支援をしている機関のスタッフの方です。どこに行けばそういう団体があるのかは家族に聞いたり、インターネットで検索したりすればすぐに見つかります。

気持ちを伝えたら、そのことを聞いた(対応した)方が就労に関する様々な情報(就労支援機関や就労体験プログラム、各種セミナー等の情報)を提供してくれます。その情報の中からまずは自分が行けそうな場所・相談機関や取り組めそうな内容・プログラムを選んでみましょう。ここで注意すべき点は、決して高望みをしたり自分ならこれくらいのことはできる!と思い込まないことです。ひきこもり状態から社会に出て働くためには、駆け足で階段を登るよりもむしろ、1つ1つのステップを確実にゆっくりと登ることが大切です。ですので、自分を客観的に見て、情報を提供してくれた方の意見も参考にし、自分自身でできることから選びましょう。

例えば就労支援機関を選んだ場合、その前提として「働く意思があること」が重要です。たとえ体験プログラムの内容に不満があったり、セミナーや体験中に失敗したことによって自信をなくしてしまいそうになっても、「そういうことは社会に出たら当たり前にある。いい経験だし、これくらいは我慢して、絶対就職してやる。」という気持ちがないといけません。

もし自分一人でどこに行けばよいのか判断がつかないときは、親や相談した方と一緒に就労支援機関などに見学に行ったり、説明を聞いた上で決めても構いません。