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Q4-生活について

親は、家にいてお金は使わないのだから、いらないだろうと小遣いをくれません。どうしたらよいでしょうか。

A.

あなたが、ただ単に「小遣いが欲しい」と親御さんに伝えても、納得してはもらえないでしょう。では、どうすれば親御さんが納得してくださるでしょうか。

それには、あなたが欲しい小遣いの金額を〈根拠ある形で出すこと〉が必要です。まず、現在月々〈何に〉〈いくら〉かかっているかを紙に書き出します。そして、その中で〈本当は必要でないお金〉があれば、親御さんに「これは削るから」と説明しましょう。他にも、携帯電話なら、料金プランを見直せば料金を抑えられる場合、必ず見直すことを約束しましょう。その姿勢を親御さんは評価してくださるはずです。

次に、現在にプラスしてこれから月々〈何に〉〈いくら〉必要なのかを紙に書き出します。そして、どうしてこれが必要なのかを親御さんに説明しましょう。金額の決定は、親御さんの意見を聞きつつ十分に話し合いましょう。

どうしても小遣いをもらえない場合には「自分が動いていくためにお金は必要だから、応援する気持ちでこの金額は出して欲しい」と伝えましょう。

また、毎月の金額を一定にすること、一度決めた金額は安易に変更しないことが大切です。これは、あなたの金銭感覚を養うためにも必要なことです。